障子岳の風景を右にパンしていくと小障子がそびえています。障子岳より標高が高いですが、なぜか頭に小が付けられています。夏に見ると笹に覆われた穏やかな容姿だからなのかな。3峰からなる障子岳のような荒々しさがなく、どうしても派手な障子岳に注目しがちです。が!しかし、冬は存在感が逆転します。
この日は、ちょうど小障子あたりから雪山と呼べるような雪のつき具合になっていました。雪をまとった小障子からは、人を寄せ付けない威厳さがビシビシと伝わってきます。
「んー、あそこまでいったら帰ってこれる自信ないなあ。。」
景色を見た瞬間はそう思って怯むのですが、写真をとっていると
「いつか必ずや!」
なんて思ってしまうから不思議です。
自然からいただく感動はいつも
臆病な人の心を突き動かし
未知の世界に人を誘う