トベラ (扉)Pittosporum tobira トベラ科 トベラ属
東北地方南部以南の海岸付近に自生する常緑低木。
乾燥や潮風に強く海岸線に生えていることが多い。
秋に実が3つに割れますが、中の赤い粘着質の種子は無味無臭で美味しくないそう。
鳥が食べることもあるが、味がないためか、あまり好んでは食べられず、鳥の餌となって運ばれることよりも、粘着性を生かして鳥の身体にくっいて種子を遠方に運んでいるのではと考えられるそうです。
トベラの和名の由来は「扉」
枝葉を折るとチーズのような独特な匂いがすることから、英名では「Japanese cheese wood(チーズの木)」と表されます。
節分の時、オニ除けとして、扉に枝を挟む風習があったことから、この名前がついたとされています。
1度実も食べてみたいし、本当にチーズのような匂いなのか今度確かめてみたいですね。
ムビラガイド 濱田 森 Takashi Hamada