雨上がりの白谷雲水峡では、チャボシライトソウの花があちこちに群落を作って花を咲かせていました。
ユリ科を構成する約220属の内でも、シライトソウ属は、日本、朝鮮、中国に数種ある小さなグループ。
中でもチャボシライトソウは、日本の愛知県以西のごく限られた地域でだけ見られる小型のシライトソウ。
名前のチャボは、鶏のチャボの意で小型を意味します。
属名の「chionographis」は、ギリシャ語の「chion」=雪と「graphe」=筆 から来ていて、確かに、雪のように白い花は、筆のようでもありますね。
チャボシライトソウ/矮鶏白糸草
学名 Chionographis koidzumiana
ユリ科 シライトソウ属
草丈12〜40センチの多年草
分布 愛知、四国、九州 山地の明るい林床や岩上など