ヤクシマリンドウ(屋久島竜胆)
屋久島の固有種で、環境省のレッドリスト絶滅危惧ⅠB類(近い将来絶滅の危険性が高い)に指定されている貴重なお花で、屋久島の高山帯の花崗岩の割れ目に生えています。
葉は披針形で4枚が輪生して茎に密につく。葉だけ見ると、とてもリンドウには見えないお花です。
植物で「ヤクシマ」の名がつくと種自体が矮小化したものが多いですが、ヤクシマリンドウの花はリンドウ科としては大きい部類に入ります。
雨だと花が閉じているのが特徴で、雨の多い屋久島では、余程の幸運に恵まれない限り花の開いたヤクシマリンドウを見ることはできません。
ヤクシマリンドウ(屋久島竜胆)
リンドウ科 リンドウ属
分布:屋久島
花期:8〜9月