永田歩道の登山道整備にいってきました。この歩道は永田集落の岳参りで利用され、観光登山者はほとんど使用しない山道です。知人ガイドの情報だと竹の辻周辺のヤブがすごいということで、そこをメインに整備する予定でいましたが、誰かがすでにほぼほぼ整備してくれていました。なので、数カ所の伐採、ピンクテープの張り替えでことが済みました。
左捲大桧から永田歩道入り口までは、2020年5月12日現在、良好な歩道です。ほぼ人に出会うことがないので、じっくり屋久島の森を満喫したい方にはおすすめです。しかし、とても長いトレイルなので、体力が必要とされます。
姥ケ岩屋からのぞむ障子尾根が、このルートの一押しっ! 永田岳にはパラっと雪が残ってました。
この時期、島の深部の山岳の新緑はまだ始まっていませんが冬に変色した杉っ葉が緑に戻りはじめているので、春の準備はもうはじめているのでしょう。
山はまだ冬ですが、永田歩道登山口のウラジロは新芽をニョキニョキ。里ではもう春真っ盛りの屋久島です。標高の高い山があるおかげで、異なる季節を味わいながら多様な生きものに出会えることがこの島の大きな魅力になってます。
オフシーズンにガイドのみんなでしっかり登山道を整備して、これからオンシーズン。今年も山好きのみなさんの来島を、出会いを、再会を、楽しみにしています。