羽神の滝は、白谷川の支流で、白谷雲水峡へ向かう道路(白谷雲水峡宮之浦線)のすぐ脇にある落差70メートル程の滝。
今日は、プライベートなので、ムビラも携え、感覚を開放し、ゆっくり植物を見て、森の音や光を楽しみながらいきます!
牛床詣所方向の林道の終点から、歩き始めます。森に入ってからは目印のピンクのテープが木々に巻いてありますが、所々テープが剥がれ落ちていて、道が分かりにくいので要注意です。
歩き始めてすぐ、渡渉地点。
苔がキレイですが、滑りやすいので気をつけてこう!
ふわりと精霊のように美しい羽を纏ったようなキジョランの種!
シマオオタニワタリが新芽を伸ばしはじめていました!
う〜ん。生命力を感じるなあ!
花崗岩の中をうねって流れる沢の水はやっぱり透明度が高くて吸い込まれそう。
途中にも結構な落差のある滝を横目にしながら進みます。この滝も近くで見ると迫力があります!
あたたかい時期なら、思わずドボンしたくなるような淵。
木漏れ日が大岩を照らし出し圧倒的な存在感でした。
不思議な光景。この丸い根っこ達、これは虫こぶや菌えいの一種なのかな〜?
おお〜!羽神の滝に着きました!
滝壺に向かう前に、沢の音を浴びながらムビラを奏でました。速い沢の流れと比べると、ムビラの音粒はだいぶ柔らかい感じ。鳥のさえずりも時折り聴こえました。
とめどなく流れる滝を見上げながら、水の神秘的な姿にしばしボーッとしてしまう。
僕らの身体、成人の男性で体重の60%は水分でできていて、人は水でできているとも言われます。
自分の中の水が共鳴したりもするのでしょうか。
半日以上、誰にも合わず、気がついたら何も食べず、水だけを少し飲み、ムビラを弾き、森を歩きました。
友達や家族と一緒に行くのも楽しいけれど、時に独りの山や森歩きもとても良いですね。
自然の中で自由に自分のペースで動くことは、感覚を研ぎすまし、いろんなことを感じ、考える、僕にとっては特別貴重な時間です。
屋久島じゃなくても、気軽に行ける身近な自然の中で、時に独りゆっくり過ごすだけでも、良い時間が過ごせると思います。
そして、独りじゃなくて、屋久島の自然を旅したい人には、僕らガイドもいます!