ヤマガラ
屋久島の森の中でよく見かける愛らしい鳥がこのヤマガラです。
全長約14cmで背・翼の上は灰色、腹はオレンジ色で頭は黒色と白っぽい淡いオレンジの色の模様で、体の大きさに比較し頭でっかちで尾は短めです。
日本では小笠原諸島を除き、ほぼ全国に分布し、留鳥として繁殖しています。常緑広葉樹林の林を好み、北日本よりも南日本に多く。伊豆諸島や南西諸島にすむヤマガラは色の変異があります。
巣は穴や小さな樹洞などにつくります。
食べののはエゴノキの実を好み、秋にはくちばしでたたいて穴をあけ、中身を食べている姿をよく見かけます。この実をたたく姿が愛らしいとして、昔は「おみくじ引き」「釣瓶引き」などをさせて見世物にしていたことがあります。
地鳴きは「ビィービィービィー」と鼻にかかった声でさえずりは「ツツピーン ツツピーン」とゆっくりした鳴き方。日本のカラ類の中では最もゆっくりしたさえずりをしています。
ヤマガラ
スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
分布：日本
