当初の予定では、縄文杉トレッキングに行く予定でしたが、台風24号の影響で、正規のルートが通れないため、急遽白谷雲水峡のトレッキングとなりました。
僕が担当したのは、男子5名、女子4名合わせて9名のグループ。
写真部だという、女子生徒の一人は、野生動物を撮影するのは初めてだったとのことで、ものすごく集中して、熱心にヤクジカを撮っていました。
サザンカ (山茶花)ツバキ科 ツバキ属
樹高6メートルほどになる、常緑小高木。
日本では、園芸種として、本州でも多く見られますが、自生地としては、山口県、四国南部から、九州中南部、南西諸島などに分布。
また、ツバキ科の植物は熱帯から亜熱帯に自生し、サザンカやツバキなどは、温帯に適応した珍しい種で、日本は自生地としては北限。
漢字表記の由来は、中国語でツバキ類をさすところから。
サザンカという名前は、山茶花の『サンサカ』『サンザカ』が、訛ったところからきているそうです。
また、新鮮な葉には、タンニンやクロロフィルなどが含まれ、すりつぶしたり、新鮮な葉を蒸し焼きにして、椿油と練り合わせ、切り傷、擦り傷などの患部に塗布して使ったりもするとのことです。
今回縄文杉には会いに行けませんでしたが、白谷雲水峡の森や、太鼓岩からの眺めが、高校生の彼らの記憶に良いものとして残ってくれることを願います。
ムビラガイド 濱田 森