今回も修学旅行生と一緒に白谷雲水居のトレッキングへ行ってきました。
10代の多感な時期に屋久島を訪れるのは贅沢ですね。
こちらも気合がはいります!
白谷雲水峡は文字通り幻想的なガスの世界。
神秘的な雰囲気に、高校生たちも「もののけの森だ!」と嬉しそうにはしゃいでいました。
さて、山は実りの秋。
赤く実る「ミヤマシキミ」の実を見つけました。
ミヤマシキミは本州から九州の山地に見られる常緑低木。
台湾にも分布していています。
実は10月頃に成熟し赤い実になります。
マンリョウなどと同様に、庭園に彩を添えることから、主に暖地の庭に用いられることが多く、地方によっては仏花とするところもあるようです。
ミヤマシキミの実は、正月の飾り花として使われることもあるそうで、
マンリョウより実が大きいためオクリョウ(億両)という呼ぶそう。
お金にちなんだ庭木はほかに、センリョウ(千両)、ヒャクリョウ(カラタチバナ)、ジュウリョウ(ヤブコウジ)、イチリョウ(アリドオシ)があります。
屋久島では、門松にセンリョウ・マンリョウとシキミなどを使っています。
シキミを使うのはオクリョウと呼ばれるからなんだと改めて知りました。
先人の知恵は面白いですね。
2018.10.18 福元やっくん