
久し振りに、小雨降る中でのスタートでしたが、次第に雨も上がり、森はしっとりとして良い感じです!

雨で、前半薄暗かった分、光がさした時の、美しさは格別です!

苔むした森を木漏れ日が照らし出し、休憩のひととき癒されます。

苔は久し振りに連日の雨で、潤っていて、いや〜キレイ!

晩秋の川の風景に、季節の変化を感じます。

後半はすっかり晴れて、青空に月が小さく浮かんで見えます。

屋久島の川の透明度には、みんなつい、見入ってしまいますね!

巨石だらけの河原では、自分が小人のように小さく感じて不思議な感じ!

トロッコ道の傍に、小さなタツナミソウがひっそりと、うす紫色の花を咲かせていました。
ヤクシマタツナミソウ(屋久島立浪草)
Scutellaria laeteviolacea var yakusimensis
シソ科 タツナミソウ属
草丈5センチ程の屋久島固有種の多年生草本。
小さな筒状の花の先端が丸く膨らんで上を向いて咲く姿が、波頭を連想させ、波立つように見えることから、『立浪草』と呼ばれるそうです。
タツナミソウの仲間は、世界に200種程も生息しているとのこと。
タツナミソウの仲間には、全草を乾燥して薬草として利用されることもあり、そんなところから、タツナミソウの花言葉は、『私の命を捧げます。』
という、切なげな花言葉なんだそうです。
こんな花言葉に接すると、タツナミソウでなくとも、沢山の生物に命を頂きながら生きていることに、改めて気づかされます。
そう、でもまだ食べないと生きていけないし、食べることが好きだから、
「いただきます!」
と、せめて感謝の気持ちを忘れないようにしたいな、と思いました。
ムビラガイド 濱田 森