普段意識があまりいかない「地面の中」の実態を造園技師の矢野氏に教えてもらいながら、縄文杉までじっくり歩く1泊2日の山旅です。
私たち人間は、利便性の高い暮らしを求めて、森を支える自然地形を変化させ、生きものの拠り所であった大地を傷めてきました。人工的に地形を変えることは、水脈と土中の空気の流れを変え、植物層を変え、やがては周囲の気候さえ変えてしまいます。 特に水脈は大地の要であり、分断されてしまうと様々な環境破壊を起こします。そこで私たちは、依頼のあった地域に赴いて分断された水脈・地脈をつなぎ直し、その土地の自然と人間の共存を目指す環境再生施工を行っています。
矢野氏が代表理事をつとめる「大地の再生 結の杜づくり」より引用
「自然を多角的に観察して自然を見る目を養っていきたい」
「屋久島でもっとも登山者が多く、自然にインパクトを与えている縄文杉の周辺の森の下に広がる土の世界が今、どのような状態になっているのか。」
そんな思いに応えられるような2日間にします。自然はわからないことばかりです。普段とはちがった様々な角度から自然を見つめ直して、屋久島の自然をとらえることはとても楽しいことですし、また「島の自然と人とがこれからどう向き合っていけばいいのか」という大きな問いへの一助になるのではと思っています。ガイドの方々をはじめ、自然に興味のある方との有意義な対話の時間を楽しみにお待ちしています。
矢野氏のことを詳しく知りたい方は、矢野氏が代表理事をつとめる「大地の再生 結の杜づくり」ホームページを以下に貼り付けておくので、是非ご覧ください。
当日は現地ガイドの田中俊三が同行し、安全管理します。1泊縄文杉のガイド代は、お一人様通常30,000円前後いただいていますが、広く矢野氏の自然観を知ってもらいたいので、ガイド代は無料で開催します。矢野氏もまた、屋久島の自然を強く思ってくれているので、自費にて来島していただきます。
日本中の大地を見つめ続けた矢野氏が、「屋久島は日本の最後の自然の奥宮」と位置づけ、多忙な中、屋久島の人に伝えたいことがあると駆けつけてくれます。またとない機会、是非!
また、アシストしていただけるガイドさん、募集中です!
去年からもう5回屋久島に訪れている矢野氏。前回の来島は大雨の災害の影響を視察するのが目的でした。尾立岳の大きな崩落と毎年日本各地で起きる土砂災害は無縁ではないと語る矢野氏。
去年、広島での土砂災害の見解↓
屋久島の豪雨被害のレポート
【屋久島】豪雨被害検証・3日目/大崩壊地の下へ | 一社)大地の再生 結の杜づくり
尾立岳以外のレポートも見たい方は
1日目→https://daichisaisei.net/works/001325.html
2日目→https://daichisaisei.net/works/001330.html
日時:7月10〜11日
集合時間:5:30
集合場所:屋久杉自然館
コース:屋久杉自然館〜荒川登山口〜縄文杉〜荒川登山口〜屋久杉自然館
参加費:ドネーション(寄付) 矢野氏の交通費だけでも何とかお渡ししたいなと思っています。
必要最低限の持ちもの
食料5食分・ザック・雨具・登山靴・ストック・帽子・着替え・タオル・水筒・行動食・トイレ用ティッシュ・携帯トイレ・ヘッドライト・常備薬 ・保険証のコピー・食器類
シュラフ(寝袋)・シュラフマット・防寒着・手袋・洗面用具
※1日目の朝&昼はお弁当、1日目の夜からはフリーズドライの食事がお勧めです。お湯は大量に沸かせる準備しておきます。日中は気温が上がるので、生ものはいたみが早いです。
※雨具は上下わかれているものをお勧めします。
※雨のときは折りたたみ傘・ザックカバーがあると重宝します。
※ヘッドライトは緊急時のときのため必ず準備してください。
※屋久島は雨の多い島です。雨具を着ていても衣類が濡れる可能性があります。綿ではなく速乾性のある素材の着替えを準備してください。
※ザックカバーをしていても、雨がザック内に入りこみ濡れてしまうことがあります。荷物は大きなビニール袋や、ゴミ袋等に入れて二重の防水対策をお願いします。シュラフや防寒着が濡れてしまうと大変なことになります。
※山の朝晩は冷え込みます。フリースをお忘れなく。
※水筒はペットボトルでもかまいません。旅の途中、水をくみます。
※お腹が弱い方で、山の水を飲めない方は最低1Lの水をお持ちください。
※トイレは数箇所しかありません。トイレの近い方は、携帯トイレをお忘れなく。
※山ではシャンプーや石鹸、歯磨き粉は、土壌や沢の水を汚染するので使用できません。
※行動食は、チョコレートや飴など高カロリーのものをお勧めします。
※お酒などの嗜好品は重くならない程度に(笑)。
※缶詰など汁が残るものは後処理に困るのでおススメしません。
※レンタル品を取り扱っています。ご希望の方はお知らせください。
雨具:1,500円 登山靴:1,500円 ザック:1,000円
ザックカバー:500円 ストック:500円 折りたたみ傘:500円
シュラフ:1,000円 シュラフマット:500円 ヘッドライト:500円
上記9点セット:5,000円
問い合わせ&予約
不明な点や質問などありましたら、お気軽に電話かメールよりご連絡下さい。
ツアーの予約は予約フォームからお願いします。
TEL:080‐8357‐3308(問い合わせ時間:8:00~20:00)
Email:mail@aperuy.com
※現在、予約フォームが送信できないという問題が発生しており、予約フォームが使えない状態です。お手数おかけしますが上記のメールアドレスに①氏名、②電話番号(メールで返信できない場合のため)を明記のうえ送信してください。折り返し、詳細を返信いたします。
傷害保険
今回、ガイド代はいただかないので保険は加入していません。保険については、各自自己責任でお願いします。