今回は、前日1泊で縄文杉へ行かれたご夫婦と、白谷雲水峡をトレッキング!
苔を纏った木の幹や、枝に光があたり、まるで木々が発光しているかのよう。
心優しく、ユニークなお二人との森歩きは、幸せなひとときでした。
太鼓岩では、雲の刻々と変化していく様子が、ダイナミック!
九州最高峰の宮之浦岳は、雲に覆われ見え隠れしていました。
ユーモアに溢れたご主人は静かに、しかし、大胆なポーズ!
白骨樹は、風を受け、陽にさらされ、どれぐらいの月日をかけて、こうなっていったのでしょう。
ふさふさのホウライスギゴケの中ショートケーキのイチゴのように、ツチトリモチが生えていました!
ツチトリモチ(土鳥黐) Balanophora japonica ツチトリモチ科 ツチトリモチ属
日本固有種で、紀伊半島から四国、九州、南西諸島までの山地の森林内に生育。
宿主である、ハイノキ属のクロキ、イスノキ、ハイノキなどに寄生する寄生植物。
和名の由来は、根茎からトリモチを取ったことから。
トリモチは、鳥や昆虫などを捕まえるのに使う粘着性の物質。
鳥が止まる木の枝などに塗って、脚がくっついて飛べなくなったところを捕まえたり、モチ竿と呼ばれる竿の先に塗りつけて、獲物を直接捕ったりするとのこと。
日本では、原料にモチノキやヤマグルマの樹皮が主に使われたそうですが、ナンキンハゼやヤドリギの果実、イチジク属植物の乳液、ツチトリモチの根なども使われたそうです。
昔は、駄菓子屋さんでもトリモチが売られていたようですが、現在は猟にトリモチを使うのは禁止されているそうです。
このブログを書いている最中、5歳の娘がツチトリモチの写真を見て、「これ、イチゴ?」と聞いてきました。
確かに、ちょっとイチゴっぽいですよね。
ムビラガイド 濱田 森 Takashi Hamada