トロッコ道の傍らで、アセビの幼木がスズランのような白い花をつけていました。
こんなに、かわいらしいお花ですが、有毒植物なんです。
名前の由来も、その毒性から。
アセビの和名は「馬酔木」
「馬」が葉を食べると毒でしびれて「酔」ったように、ふらつくようになる「木」という所から付いた名前とされています。
葉、樹皮、茎、花、全株が、有毒。
葉を煎じて殺虫剤にも利用されます。
そんな毒性の強い植物ですが、よく見ると、アリが蜜を吸いに(ナメに?)来ています。
他にも、ミツバチや、チョウ類、メジロなども蜜を吸います。
その様子を見て、気になった人が舐めてみたら、とても甘く美味しかったそうです。(真似しないでくださいね。)
受粉のために、蜜だけは、毒性を弱くしているのでしょうか?
通常はやや乾燥した山地に生え、スズランに似た小さな花を穂状に垂れて咲き、幹が硬く、樹皮は灰褐色で、縦に裂け目がある。
夏に花序がつき始め、冬、蕾はかなり成長し、春に咲いた花の若い果実がついて、このまま越冬し、春に開花。
1個の果実には、2ミリくらいの種子が100個ほども。蜜の味やっぱり、自分で試してみたくなってきました。笑
アセビ(馬酔木、梫木)学名: Pieris japonica subsp. japonica
ツツジ科アセビ属の常緑低木。
樹高1、5mから4mほど