川辺に小さな花火のようなホソバハグマの花が咲いていました。
細葉白熊(ホソバハグマ)はキク科の多年草。
屋久島にのみ分布し、山地の渓流沿いの岩上に生え、ダム建設などにより個体数が減少しているとされます。
鹿児島県のレッドリスト(2013)では準絶滅危惧(NT+LP)に指定。
草丈は10センチから40センチくらい。
葉は茎の中ほどにつき、流線形で水圧に適応した形態をしています。
開花時期は7月から11月頃。
「白熊」(ハグマ)というのはヤクの尾の毛のことで、僧侶の使う払子(ほっす)などに用いられ、実に生える冠毛の様子を例えたとも言われます。
ホソバハグマ/細葉白熊
キク科モミジハグマ属
学名:Ainsliaea faurieana(syn. Ainsliaea linearis)
分布 屋久島固有種