ヤマボウシ(山法師)
高さ5〜10メートル程になる落葉高木で、日本では東北南部から九州の野山に見られるハナミズキの仲間で、庭木などにも利用されます。
本来山の谷筋などに自生する樹木であるので、水はけのよい常に水が存在する場所を好みます。
幹には粘りがあり硬いので古くから木槌や水車の歯車、農具の柄など器具材としても用いられていたそうです。
名の由来は、花を法師(僧侶=比叡山延暦寺の山法師)の頭に、4枚の総苞を頭巾に見立てたことから。
実は果肉が柔らかくて甘みがあり、生食の他、ジャムや果実酒にもなります。
ビタミンやカロチン、アントシアニン等を含み、滋養強壮や疲労回復などの効能があると言われ、乾燥させると下痢や腹痛にも効くそうです。
花言葉は「友情」です。
これからヤマボウシを見るたびに友達を思い出しそうです!
ヤマボウシ(山法師)
ミズキ科 ミズキ属
分布:本州、四国、九州
花期:6〜7月