群馬に帰省中に群馬県嬬恋村と長野県東御市・上田市にまたがる湯の丸山&烏帽子岳に登ってきました。
この2つの山は篭ノ登山・水ノ塔山とともに烏帽子火山群の山で、山頂からは上州側と信州側のすばらしい展望を満喫できます。
湯の丸山では6月下旬から7月上旬に橙色のレンゲツツジが山肌を染めます、その大群落は100万本といわれていて群馬県の天然記念物に指定されています。
山麓には鹿沢温泉があり『雪山讃歌』発祥の地です。のちの第一次南極観測越冬隊隊長の西堀榮三郎さんが、京都帝國大学山岳部の仲間たちと雪で足留めされた際、退屈を紛らわせるため「山岳部の歌を作ろう」とみんなで詩を書きました。
無雪期は地蔵峠登山口から湯ノ丸山が約1時間30分、烏帽子岳は湯ノ丸山頂から約1時間30分地蔵峠登山口へ戻り全ての行程約5時間で北アルプス、八ヶ岳、御嶽山、谷川岳などなどたくさん山が見える素晴らしい山なのでとてもおすすめですよ。
スタート地点の地蔵峠。スキー場とレンゲツツジ群生地が近くにあります。
キャンプ場の横を通り唐松、白樺、ダケカンバの入り混じる林を登ります。
ここはアイゼンで進みます。
鐘分岐点。先に丸い形の湯ノ丸山が見えます!
この日も富士山がよーく見えました!やっぱり富士山を眺めると神妙な気持ちになります。
登山道に生えるアズマシャクナゲの蕾。今年もしっかり咲きそうです!
湯の丸山山頂、いつもは風が強く雪があまりつきません。
それより奥の北アルプスの絶景が・・・・
冬は空気が澄んでいるせいか、この山なみの美しさがより際立ちます。
ワカンで膝ラッセルを2人交代で進みます。
稜線に登り詰めると烏帽子岳が見えてきました。左手にさらに近くなった北アルプスも見えます。
左手に湯の丸山、奥に煙を出す浅間山の姿も現れました!
振り返ると雲が縦に立ち昇ってきました。かっこいい!
この日は稜線の風も穏やかで歩いていても気持ちがいい。
烏帽子岳山頂。四阿山の存在感が抜群です。右手に草津白根山も見えます。
よりアルプスに近づいたので大きく見えます。
ダケカンバの皮がむけていて思わず屋久島のヒメシャラを思い出しました。
植林を抜け帰路に着きます。
モミの木の植林にスポットライトが♪
湯の丸山と烏帽子岳は気軽に登れて、景色が最高にキレイなので本当におすすめです!!
東部湯の丸インターチェンジから車で約30分でつきますのでぜひぜひ登ってみてください。