ウラジロ(裏白)
日本には年の瀬になると、しめ飾りや、梅やフクジュソウの盆栽、ダイダイなど縁起の良い植物を飾り新年を迎える風習があります。
ウラジロは古くから縁起が良い植物として親しまれてきました。いつ頃からお正月飾りに使われるようになったのかというのはわかりませんが、古くから新年の飾りに用いられてきたそうです。
お正月の門松は先祖の霊を招きよせるものとして知られています。ウラジロは群がって生育することが多いので、先祖の霊魂が宿っている場所と信じられてきました。お正月に御精霊様をお迎えするために、ウラジロの葉を折って門松に飾るようになったようです。
ウラジロには悪霊を追い払う霊力が宿っているとも信じられており、武将の兜の前立に鉄で作ったウラジロがよく使われました。
葉が左右向き合って出るため、夫婦仲良くの意味もあり、白い葉裏は、ともに白髪になるまでって縁起のいいとする説もあります。
花言葉は「無限」。
調べてみると何やら深い植物でした。
令和2年3月20日 標高600m付近でウラジロ の新芽がポコポコ至る所で可愛く生えてきていました。
ウラジロ(裏白)
ウラジロ科
分布:本州中部以南