中間集落の神様が祀ってある七五岳は、花崗岩むきだしの屋久島でも群を抜くワイルドなお山です。登山道はあるものの、アクセスが悪いのでほとんど人が入らず、屋久島の太古から流れる静寂の山岳世界をじっくり味わうことができます。
七五岳山頂直下の周りはぐるりと原生林で覆われています。海に近くなると杉の植林地が混りこんでしまいますが、山頂から眼下に広がる360°の森の広がりは一見の価値があります。
七五岳へのアクセスの詳細はネットで公開したくないほど素敵なので、写真を見てビビッときた方は、電話かメールにてお問い合わせください。
北壁は、屋久島の三大岩壁の一つで、クライマーの憧れの壁です。クライミングで登られる方は是非ご一報ください。ドローン撮影します。
山頂から見下ろした北面はご覧のとおり絶壁
七五岳には屋久島で珍しい赤松が自生しています。これまで赤松を見たことがあるのは、七五岳とモッチョム岳のみです。屋久島で赤松に会えるのも七五岳の魅力一つだと思います。その他、山頂付近にはビャクシンもあり、モッチョム岳では味わえない屋久島独特の高山の世界が広がっています。黒味岳や永田岳などの奥岳の雰囲気もどことなく感じれる独立峰です。標高は1488m。
人気のあるミーハーな縦走路を外れ、至福の屋久島ワイルド山岳を体感してみたい方は、七五岳かなりおすすめですよ。