宮之浦岳への道のり
宮之浦岳へ登頂するもっとも容易な登山コースは、淀川登山口からの入山となります。淀川登山口から黒味別れまでは、黒味岳のコースと同じなので、以下の黒味岳のページを覗いてください。
では、黒味別れからの道のりを写真で紹介していきたいと思います。
黒味岳別れからしばらくは勾配の緩やかなアップダウンのある道が続き、登ったり下ったりを繰り返します。30分ぐらい歩くと、いよいよ見晴らしが良くなってきます。見晴らしが良くなって間も無くすると投石岳と黒味岳の山塊に挟まれた峠、投石平という展望の良い場所に到着します。風が良く通り、汗ばんだ体を急速に冷却してくれるので夏はとても気持ちの良いところでほとんどの登山者がここでまったり休憩します。寒風吹きつける冬は、、、はい、誰も止まりません。笑
赤紫色のミツバツツジが咲く5月中旬ぐらいからは高山の新緑も相まって、投石平は桃源郷のような世界になります。
投石平を後にして、投石岳の急な登りを登りますが、中腹で西側にトラバースします。そこらへんからいよいよ宮之浦岳がチラチラと見えてきます。ぐるっと投石岳を回り込むと安房岳が見えてきます。
安房岳の麓を回り込み終えるとナンバー4の翁岳が鎮座する巨大な山塊が目の前に立ちはだかります。
翁岳麓の携帯トイレブースの手前が最後の水場です。少し汲みにくいですが特に夏場は忘れずに。
翁岳の分岐点を超えたあたりから屋久島の山岳では、辺り一面がヤクシマダケ(ヤクザサ)で覆われているのですが、晴天の日はその笹たちがキラキラ輝きだし、光に包まれた至福のトレッキングができます。もう、うっとり。。。
見晴らしもぐんぐん良くなります。振り返ると岩山の栗生岳と翁岳が。
恐竜の卵のような巨大な花崗岩が現れたら、あと10分ほどで山頂です。
どーん!360度大パノラマが広がる宮之浦岳の山頂到着です。空気が澄んでいると桜島や硫黄島、トカラ列島まで見渡せます。