サツキ (皐月) 日本固有種
トロッコ道脇の安房川沿いは今、サツキが咲き乱れています!
サツキはサツキツツジ(皐月躑躅)、映山紅(えいさんこう)とも呼ばれており、他のツツジより1ヶ月程度遅い5~6月頃に咲く。旧暦の5月 (皐月) の頃に一斉に咲くところからその名が付いたと言われています。
ツツジ科の中では葉が固くて小さく、茎には這う性質があります。
渓流沿いの岩の上に生えていて、増水時に水をかぶっても引っかからないような低い姿勢生える生命力の強い渓流植物のです。
山間部の農村では、棚田の段差の石垣に生えることもあり、石垣の間に根を下ろし、低い群落をつくります。
水際に自生するだけに根が水に強く、湿気を嫌がるツツジとは対照的です。
サツキの正しい呼び方は『サツキツツジ』名前の通りツツジの一種なのでよく似ています。
見分け方
①花の大きさでサツキは2~3cmにとどまり、ツツジは5~7cmと大きくなります。
②葉の大きさはサツキの方が小ぶりです。
③開花時期はツツジの方が早く3月~4月。ツツジの終わった頃、4月末~5月にかけてサツキが咲き始めます。
シャクナゲもよく似ていますが、枝先に花が密生し、丸みをおびた大きな葉で区別します。
サツキは「岩つつじ」という名前で万葉集に登場します。
ツツジ科の中でも岩場に強かったため、この名になりました。和泉式部のよく知られた歌にも「岩つづじ 折り持てぞ見る 背子が着し くれなゐ染の 衣に似たれば」とあり、愛する人の着ていた衣と、手折った岩つつじの赤いイメージが鮮烈に描かれていますです。他にも、従者が亡き草壁皇子への思いを詠んだ「水伝う 磯の浦みの 岩つつじ 茂く咲く道を またも見むかも」という歌などがあります。知的ですね!
トロッコ道脇の安房川沿いはサツキパラダイス気持ちよく咲き乱れております!
9日前の大雨でここも濁流になっていたのにサツキの生命力はものすごいです。
サツキの花言葉は『節制』
無駄遣いしやすい僕にぴったりの言葉です!!
サツキさん今後はお金と時間の無駄遣いは控えます!!
ツツジ科 ツツジ属
日本固有種
分布:本州の関東地方南部から九州
生育地:山地の河川沿いの岩肌など