天気にも恵まれ、雨後のコケの世界はとてもみずみずみずしく魅力的で、ワクワクしながら木漏れ陽さす巨樹の森を、ゆっくり歩きました。
沢山の鳥とセミの声。
時折跳ねるタゴガエルが、植物の静の世界に動きを感じさせてくれて、ハッとする。
夜は山ごはんを美味しく食べて、山小屋泊まり。
早朝の縄文杉。
その手前で猿が毛づくろいをしていた。朝陽に照らされ体毛が金色に美しく輝いている。
心和む風景だった。
静けさの中、巨樹は凛とした佇まい。
数千年の時をここで生きてきた縄文杉を眺めながら、あたたかいコーヒーを飲んで至福の時。
帰路の太鼓岩。行きは雲で見えなかったけれど、今度は快晴!
あまりの美しさと喜びに涙される方も。
そして、クライマックスには、諦めかけていた鹿に、思いがけず出会え、息をひそめて、鹿の美しさにしばし時を忘れたようでした。